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はじめに

この無添加のお線香については、一般概論としてよりも、固有なお話として発展できるようにと、下記のように記述を試みました。

商品には誕生するまでに物語が有り、その時代を反映して社会に浸透していきますが、開発の目的意識がはっきりし過ぎると、今までの常識から外れる可能性を持っています。

完全分業による産業システムではなく、お線香の原料になる植物の栽培から製造・販売までに一貫した責任を負ってみると、その間に感じた社会の矛盾などが伝わってきます。そこの所を以後の記述からは、何となく感じ取って頂けるように工夫しましたので、商品購入のから使用した後の感触などで、いろいろな想いを汲み取って頂けたらと思います。製造、販売、消費の各分野への責任体制をはっきりさせた商品は、未来へ矛盾を放置しないのではないかと伝えたいのです。

消費者の意識

健康的な生活環境を維持している消費者の方たちは、大量製造で画一化された商品に頼らず、独自の知識や情報をもとにした消費形態を模索します。安全性を追求した商品の専門店経営者や、会員制の消費者団体などの組織管理者よりもさらに一歩先を行き、学習姿勢に裏付けられていて購買する商品に難易度を高めています。

農薬や添加物の危険性を充分に認知していて、食品などには配慮を事欠かなかった方たちが、日用生活雑貨品の添加物や原材料などにも環境ホルモン作用物質や発ガン物質があると気が付いた事が、その後の消費動向を大きく変えてしまうことになります。

家庭用殺虫剤

家庭用殺虫剤などの化学合成殺虫成分である総称ピレスロイド(アレスリン、フタルスリン、レスメトリン、フェノトリン、プラレトリンなど)は、神経毒性があり発ガン性も確認されています。また、医薬品である有機リン系殺虫剤(マラチオン)や有機塩素系殺虫剤は、農業用殺虫剤として農産物の栽培時に散布されています。それがそのまま家庭用品に使われ、消費者本人の認識がないまま購入されていたのです。

医薬品や医薬部外品は決して安全ではなく、安心して気軽に使用できるものではないことに気が付き始めたのです。

シックハウス症として日常生活で摂取させられる化学物質の多さと危険性を知る中で、個人として簡単に買わないことで対処できるのが、蚊が発生する夏場の蚊取線香などの殺虫剤でした。

しかし、薬剤使用を躊躇する反面、不快虫である蚊の駆除はしておかないと伝染病の心配もあります。蚊に刺されると、痒くてたまらないだけではありません。

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